Tama語録

ふつうのおばさんのTamaさんです。考えてる事や感じる事をゆるゆるに、でもココロ込めて書き留めていきますね。長く緩くて寛容な国に住んでいたので、ちょっとユルいです。(事情あり、アイコンは10年程前の写真です。)

「花粉症は1週間で治る」の超絶ネタバレレビュー

アブダビ在住中の9年間。そして帰国して4年間。花粉症とは無縁だったのに。今季から再発。苦し紛れに検索してたらヒットした超絶ネタバレレビュー。COSTCOサプリメントを買いに行こう。
 
「タイトルは、ご愛敬であるが、内容は意外に深く、人間の体がなぜ花粉症を起こすのか、よく解り、どの様な目的で栄養素を体に摂取すべきかを分かりやすく解説している内容をまとめて起きます。
日本で最初に花粉症が報告されたのは1961年、アメリ進駐軍が持ち込んだとされる「ブタクサ」によるもので、1963年スギ花粉症がはじめて確認されたのが1964年に論文として報告されている。当初「春季カタル」は、子供に多い重症なアレルギー性結膜炎で、今では花粉症とはっきり区別され、「花粉症」という呼び名が広く知られるようになったのは、1980年代になってからである。
花粉症は簡単にいえば、本来、人に悪さをしない無害な花粉を体が有害だと誤認して、それを排除しようと過剰に反応していまうアレルギー反応である。
アレルゲンになる可能性を持っているものには、スギ・ヒノキ・ブタクサなどの花粉の他に、ウイルスや細菌、カンジタなどのカビの仲間である真菌、穀類、卵、牛乳、大豆などの食べ物、ネコ、イヌなどペットの毛やフケ、ダニやハウスダストなどがあり、私たちの身の回りに至るところに、アレルゲンは潜んでいる。
アレルギー反応による症状は、目のかゆみや涙、鼻水、くしゃみ、皮膚のかゆみ、蕁麻疹があらわれることもあり、なかには、生命を脅かすほどの深刻な健康被害をもたらすアナフィラキーと呼ばれる反応を引き起こすことがある。
花粉症を発症した人は、他のアレルギー性疾患を発症する可能性があるが 、花粉症を完治させることで、他のアレルギー症状を軽減したり、完治させることが可能である。
花粉症の治療法は、抗ヒスタミン剤ステロイド剤で、抗ヒスタミン剤は、集中力や活動力の低下を招いたり、強い眠気を誘発する副作用がある。一方、ステロイド剤には強力な効果があり、花粉症だけではなく、多くの疾患で治療の切り札として使われるが、強い副作用がある。
ステロイドは、炎症を抑えるだけではなく私たちの身体にとって重要な働きをしているホルモンで、ストレスがかかったときに脳や体が適切に対抗できるように体を調整する抗ストレス作用や、血糖値が下がってしまうときに糖新生を促す作用があり、ストレスを感じたらすぐにステロイドが出てこないといけない。ステロイドは体にとって大事なホルモンである。
花粉症の治療で、「ケナコルトA」というステロイド剤を投与は、日本アレルギー学会からは「望ましくない」との警告が出された。
抗ヒスタミン剤ステロイド剤とによる治療法はいまも現役で行われているが、いずれも対症治療であり、花粉症を完治させるものではない。
現時点の花粉症の最新治療、手術療法「レーザー」舌下減感作療法(舌下免疫療法)の治療の矛盾点を解説している。
オーソモレキュラーは細胞レベルの栄養素に着眼した画期的な療法で、カナダの精神科医で生科学者でもあるエイブラム・ホッファー博士が治療を確立し、ライナス・ポーリング博士によって世に広められた。
ホッファー博士は1966年に「低血糖症」を発見し精神状態に糖が深く関わっていることを突き止め、ポーリング博士は「意図的に食事を変えてサプリメントも利用し、体の中の分子を最適な状態に作り変えることで、病気になったら自分で治せる、あるいは、病気にならないようにする」仮説をたてる。
厚生労働省が「日本人の食事摂取基準」として一日に必要な栄養素の基準量を示しているが、これは欠乏症を起こさないための最低限必要な数値であり、決して、健康を維持するのに十分な量とはいえない。
例えば、ビタミンCの場合、欠乏症である壊血病を予防するなら一日50mgで足りるため、長年、基準量は50mgで、2000年から100mgへと引き上げられた、しかし、オーソモレキュラーの考えに基づくと、風邪を予防するなら1日最低でも500mgは必要で、肌のためには、1日2000mg以上はとりたく、ガン細胞を撃退するなら、血液中の濃度を3500μg/mLまで上げるために、錠剤を飲んではとうてい無理であり、点滴投与になる。
花粉症にならない体質づくりでいえば、粘膜を理想的な状態に維持することが何よりも大事である。
私たちの組織や臓器は基本的に細胞の集合体であり、それらの細胞からつくられたタンパク質が主な構成成分で、皮膚や髪の毛や爪などの組織をよい状態に保ち、脳やその他の臓器の機能を高めるためには、タンパク質の入れかえを速くすることがポイントになり、そのためにタンパク質を食事から摂取して、ビタミンやミネラルの働きによって吸収されたタンパク質の代謝回転をよくすることが大事になる。
花粉症も含めて体内のトラブルが起こっているときには、たいてい炎症という反応が起こり、炎症が起こっているときはタンパク質の代謝回転が速くなり、よりタンパク質の必要量が増す。
これまで発見されているアミノ酸は約600種類あり、そのうち人間にとって必要なアミノ酸は21種類で、そのうちの9種類は体内で合成出来ないため、食べ物によって外から供給する必要があり、必ず補給しなくてはならないアミノ酸を「必須アミノ酸」と呼び、必須アミノ酸を十分に補給し続けるために、タンパク質をしっかりと食べる必要がある。
摂取エネルギー源が十分でないと、タンパク質の必要量は増えて、摂取カロリーが少ないと、せっかく食べたタンパク質もカロリー源として燃やされ、代謝回転が衰えて、ターンオーバーが遅れて老化が早くなり、むやみにカロリー制限のダイエットをすることはオーソモレキュラーの妨げになる。
1日あたり200~400キロカロリーの中等度の運動(ちょっと歩いたり、自転車をこぐくらい)をしているときに、タンパク質の必要量はもっとも少なくなり、激しい運動をすれば、それだけ消費エネルギーが増えるため、タンパク質の消費量も増える、面白いのは、じっとしていても、同じようにタンパク質が消費される。つまり、運動不足の人は適度に運動している人よりタンパク質が必要で、寝たきりの老人がどんどん痩せて手足が衰えていくのは、タンパク質のロスが大きいからである。
生活習慣や食事、環境などによって、
タンパク質の必要量には10~40%の個人差が生まれ、一般的な「必要量」は、まったくあてにはならなく、むしろ「必要量」は最低レベルを示していると考えていい。
秋田県大仙市は、アルブミン値(血液中のタンパク質の約6割を占める重要なタンパク質値)を上げる食事指導をして、平均寿命を上げて、お肉やお魚などの動物性タンパク質の摂取が増えたのに、動脈硬化が減っている。
タンパク質の量が不足しているからこそ、さまざまな細胞の機能が低下して花粉症に弱い体質になっている。
ただし、タンパク質の摂取には、同じものを連日食べないことが重要で、同じタンパク質を連日とることによってlgG型の免疫グロブリンが作られ遅延型アレルギーを形成することがある。
乳製品に含まれるカゼインと小麦に含まれるグルテンを除去する「GFCF=グルテンフリー・カゼインフリー・ダイエット」は、花粉症治療にとっても有効な方法である。
花粉症の人はたいてい腸内環境が乱れていて、「腸内環境を整えること」は、オーソモレキュラーによる花粉症治療の重要なルールになる。
免疫細胞がアレルゲンにさらされると、そのアレルゲンだけに結合するIgE抗体が作られ、現在、200種類以上のアレルゲンに対するlgEを測定でき、この検査で花粉が体の中に入ってきた後の反応をみている。
そもそも異物なので、体に入れなければいいので、免疫グロブリンの1つである「IgA抗体」は体内で作られ、体表にある粘膜面に分泌される「分泌型抗体」で、目、鼻、乳腺の出口、尿道、膣などの外界と接する粘膜で働いている。IgAの特徴は細菌、ウイルス、また、どんな花粉であろうとも、外から侵入するものはことごとくブロックしている。つまり、IgAがちゃんとしていれば、吸収性アレルゲンと呼ばれるすべての異物を水際で食い止めることが出来る。
IgA抗体は、ストレスや過労によって減ることが知られていて、ストレスや過労が重なったとき、普段であればアレルギー反応が起こらない食材でも反応が起こってしまう。
乳酸菌は食物繊維をエサに活動を活発に数を増やし、腸内細菌は約100~500種類あり、それらは善玉菌(乳酸菌・酪酸菌・ビフィズス菌等)、悪玉菌(ウエルシュ菌・ブドウ菌等)、日和見菌(バクテロイデス・大腸菌等)の3つのタイプが、理想は善玉菌2・悪玉菌1・日和見菌7の割合とされ、このバランスが崩れると、腸内環境が乱れて悪玉菌が増えると、免疫力が下がり花粉症を発生する。
腸内に定着している善玉菌を増やすのは、乳タンパクの弊害が心配されるヨーグルトよりも、キムチや野沢菜漬の漬物である。
腸は食べ物が入ってくると出来るだけ小さく分解してから吸収し、分子の大きいまま吸収すると、人体とは別の異物として判断してアレルギー反応を起こしやすくし、腸管の壁は、「タイトジャンクション」(粘膜細胞がたくさん寄せ集まり隣同士がしっかりとくっつきあう細胞と細胞の固い結びつき)でできていて、小さな分子が少量しか通り抜け出来ないが、「リーキーガット症候群」(腸洩れ症候群)のようにタイトジャンクションがゆるんでザルの目が粗くなると、末梢化で分子の大きいまま腸壁から漏れでて、やすやすと体内に侵入していまう。
リーキーガット症候群は、腸のバリア機能を破壊して、免疫システムをダウンさせ、アレルギー症状などさまざまな炎症を招く。また、糖尿病の原因にもなり、さらに、体内の解毒作用を担っている肝臓は大きな影響を受け、解毒作用が低下すると、毒素が体内にまわることになり、健康障害を起こす悪循環に陥る。
リーキーガットの原因には、胃酸の分泌を抑制する薬の長期使用、カンジタ感染、カゼイングルテン、安易な抗生物質の投与、そして、注意が必要なのは、吸収されずにとどまった糖質は、腸内においてはカンジタを含めた悪玉菌のエサになり、リーキーガット症候群にとどまらず便通の異常や多くの腸のトラブルの原因になる。
腸は独自の神経ネットワークを持っていることから「第2の脳」とも呼ばれ、「第1の脳」と「第2の脳」とは、自律神経やホルモン、神経伝達物質によってお互いの影響を与えあっている「脳腸相関」がある。
腸の環境が悪くなると、心や精神にも悪循環を及ぼし、腸内環境を整えることは毎日健康で幸せに暮らしていくために、とても重要なことである。
ビタミンDは食材から供給とともに実は、皮膚に紫外線があたることで体内でも合成され、血中濃度には季節性の変動が有ることが知られている。ビタミンDの不足は世界的な問題であり、日本人は極めて低い状態である。
ビタミンDが免疫に深く関わっていることがわかったのは、アメリカで結核にかかるのは圧倒的に黒人が多いことがきっかけで、当初は貧困率の高さからの栄養状態が悪いことが推測されたが、皮膚にはバリア機能があり、紫外線にあたるメラニン色素をつくって肌色を黒くして、皮膚表面にメラニン色素を並べることで、紫外線が直接皮膚にあたらないようにし、細胞核などを守るためで、つまり、肌の黒い人ほど、紫外線を通しにくく、そのぶん、日光の恩恵を受けにくくなり、ビタミンDの濃度が著しく低下していることが実証されている。
ビタミンDには免疫の過剰反応を抑える動きもあり、また、粘膜を再生し、細胞間の結合を結合を装着させるクローディングという物質の生成の調整もするなど、タイトジャンクションに密接に関係していて、腸の粘膜細胞を丈夫にしてリーキーガット症候群を防ぎ、腸内環境を整えてIgE抗体やIgA抗体などの免疫物質の生産や働きを正常化し、腸の免疫システムを強化させる働きがある。そして、最近注目されていることは、インスリンとの関係で、ビタミンDには血糖値を改善する働きもある。
ビタミンDはサケやイクラ、スジコ、ウナギ、サンマ、イワシ、シシャモ、干しシイタケ、キクラゲ等に多く含まれ、肉類などの含有量は多くない。
ビタミンDには、植物由来のD2と、魚の肝臓などに含まれる動物性のD3があり、オーソモレキュラーでサプリメントで使う基本は、活性型になる1つ前の段階の前駆体の状態のもの(プレカーサーまたは前駆物質)を、つまり、より天然に近い状態、ビタミンDでいえば、肝臓で代謝され血中に貯蓄される25(OH)ビタミンD3の状態を補給すれば、不足している組織へと送り込むことが出来る。
厚生労働省によるビタミンDの1日の摂取量の目安は5・5μg(国際単位220IU)であるが、オーソモレキュラーの花粉症治療では、1日2000IUを目安に摂取を、体内濃度の低い人は、増やしてもよく、著者はタラの肝油を主原料にた含有量5000IUのサプリメントをクリニックで使用している。どきどき血液検査で体内濃度を確かめて摂取量を調整している。
ビタミンDが単独で含まれている羊毛由来のサプリメントよりも魚油を材料としてビタミンAやその他の脂肪酸を多く含んでいるもの同時に使うことにより互いの効果を高め合うことがわかっている。
良質な脂質については、飽和脂肪酸不飽和脂肪酸、オメガ3、オメガ6、オメガ9を解説して、また、女性は鉄、男性は亜鉛が花粉症対策のポイントになる。
糖質として体内に吸収される最少単位が単糖類つまりブドウ糖と果糖で、糖質を含む食べ物が胃や小腸で消化しきれないまま大腸に運ばれると、悪玉菌のエサとなって腐敗し、腸内環境を悪化させる。糖質を中心とした食事は、腸内が悪玉が優位になり、腸内環境が悪化する、花粉症の改善には腸内環境を整える事が大切で、糖質制限食によって腸内細菌を整えて、花粉症をはじめとする多くのアレルギー疾患が改善する。
血糖値を上昇させるホルモン(コルチゾール・アドレナリン・ノンアドレナリン)は、強いストレスがかかっているときに必要であるが、血糖値の乱高下によってこうしたホルモンが頻繁に分泌され、そのたびに交感神経が刺激を受けると、自律神経のバランスが乱れると、免疫システムもダウンしやすくなる。また、コルチゾールには、アレルギーを防止する働きがあり、糖質を食べるたびに無駄に分泌されることで、本当に必要な時に出せなくなり、アレルギーが起こりやすくなる。
糖質には糖化があり、糖化が進むと、「AGE」という物質ができ、AGEが蓄積すると腸内が荒らされ、免疫システムも正常に機能しなくなり、アレルギーを発症しやすくなる。
口の中で甘みの刺激を受けると、抗菌タンパク(細菌やウイルスを防ぐ免疫機能)が出なくなり、口から花粉などのアレルゲンが侵入しやすくなる。
糖による害から体を守るには、糖質の摂取を制限して、糖濃度を上げないようにすることが一番の対策である。
花粉症に対する基本は7つで、
①タンパク質をとる(乳製品は控える)
②質のよい脂質をとる。
③糖質を控える
ビタミンDを摂取する。
⑤腸内環境を整える。
⑥女性は鉄、男性は亜鉛をとる。
⑦摂取量のポイントは、体にとって理想的な量であること。
アレルギーだらけの患者さんA君は、食事指導で、同じタンパク質を続けて食べない、ラードやバターさらに、オメガ3系の油を使い、ヘム鉄、ビタミンD、グルタミン、ビタミンC、ビタミンB郡のサプリメントをとってもらい、14ヶ月後には、花粉症を含めた、アレルギーだけではなく、体調や精神状態も安定した。
重度の花粉症患者さんBさんは、ビタミンD血中濃度は10ng/mLで、サプリメントで1日4000IUを投与し食事指導から、1日1万200IUまで投与量を増やしたところから、花粉症の症状がおさまり、血中濃度を確認してみると、50ng/mL(基準値から異常に高い)まで上がっていた(重症の花粉症を消失させるにはこの位が必要)。
ビタミンDの濃度が低いと、糖尿病が進行してくると、血管が詰まりやすくなるが、ビタミンDは血管壁をつくっている平滑筋細胞が血糖の影響が分厚くなって硬くなるのを抑える作用があり、また、カルシュウムの沈着も防ぎ、ビタミンDは2つのルートから動脈硬化を防ぎ血管の健康を守ってくれる。
筋肉には、遅筋と速筋があり、速筋は加齢とともに繊維が減り鍛えづらくなるが、ビタミンDには、この速筋の繊維を増やす作用があり、筋力量が低下して身体機能が低下する「サルコペニア」や、「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群)を予防する効果も期待されている。
がんの治療効果についてよくいわれていることは、悪性の進行ガンに対しては、結局のところ、抗がん剤は無力であり、それよりも、生存期間で評価すべきで、ガンになってからの生命予後をどれだけ延ばすことが出来るかが勝負で、その点からするとビタミンDは大きく貢献出来ると期待されている。
人は毎日食べるものでできています。今日あなたが口にするもので、未来のあなたは決まり、それは日本の未来へとつながっていきます。と締めている。
個人的に余りにも酷すぎる医療業界の著書を読みアサリ、20年以上、正直、どれだけの医者がリーキーガットの事を正確に理解しているか、投薬療法を中心とした医療を見れば、投薬が患者に向いていない事がよくわかる、今の国民の殆どが、薬がどういうものか理解していない、この著書に興味がありる方は、是非!松本光政氏の「かぜ薬は飲むな!」をお薦めしたい、そして、ドラック・フリーを考察した上で、オーソモレキュラーの栄養療法を純粋に学んでもらいたい、まぁ、花粉症を患っている医者には、アレルギー疾患は治せないので、患者は医者を選んだ方がいいだろう!今後の溝口先生の活動を心から応援したい、お薦めの著書です。」
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