Tama語録

ふつうのおばさんのTamaさんです。考えてる事や感じる事をゆるゆるに、でもココロ込めて書き留めていきますね。長く緩くて寛容な国に住んでいたので、ちょっとユルいです。(事情あり、アイコンは10年程前の写真です。)

セレブシェフ

サンタバーバラでの出会い。

カントリークラブで出会ったセレブなシェフは日本に行った事があり、日本が好きだって。
一番の理由は、日系アメリカ人の漁師さん。彼は戦時中にアメリカが日本人や日系人を収容していた時、縁故のある人がサンタバーバラ海上で停泊して人が住んでいるボートに隠してくれて、戦争が終わって日系人が解放されるまでそこにいたんだって。若い自分が漁師のバイトをしていた時、独自の漁の仕方や道具の使い方を、報酬を期待することもなく、ただただ静かに惜しみなく教えてくれたんだって。その漁師さんが、つい先日亡くなったところなんだって。大事な人を亡くした大きなココロの穴を感じるんだって。
セレブシェフが、働いていたレストランを辞めた理由は、経営者だけが儲けてスタッフが消耗する構造に嫌気がさしたから。自分が決心して動いたら、運と出会えたって。アメリカンなサクセスストーリー。(一回の仕事は最低50万円から)漁師さんの話しと言い、刀職人さんの包丁を大事にしてることといい、日本のココロがどこかに関わっているようで、ちょっとうれしい。
サンタバーバラの港には、今も沢山のボートが浮かんでいて、ボート生活をしている人たちが居る。家賃は無料。アブダビ並みに住居費の高い当地では、納得のライフスタイル。写真は、距離を置いて浮いている住居ボート。人が居るときは、小さなエンジン付きのゴムボートが横付けされてる。パパに「こんなライフスタイルもいいと思わない?」と聞かれて、カモメに目を奪われたフリした。犬や金魚が飼えて、ハーブやらいろいろ育てられる生活の方がヨイなぁ。