Tama語録

ふつうのおばさんのTamaさんです。考えてる事や感じる事をゆるゆるに、でもココロ込めて書き留めていきますね。長く緩くて寛容な国に住んでいたので、ちょっとユルいです。(事情あり、アイコンは10年程前の写真です。)

犠牲祭

イスラム諸国では、昨日から犠牲祭の祭日。

前日から、生きたままの羊を売る市場帰りだったり、農場がえりだったりする羊が載ったトラックが走る。
ビッグママんちでも毎年2頭から3頭が生け贄にされ、多くの人と分かち合われる。私も毎年必ずご馳走になってきた。そしてその行程を見てきた。

怖がらせないために、他の羊が殺されているところは見せない。
順番が来ても、ナイフは身体の後ろに隠しておく。
神への祈りと共に、頸動脈の適正な部分にさっとナイフを入れ、苦しまないように生け贄にする。(ここまでは何度も教えてもらったこと。私はへなちょこだから、実際に見てきたのは次の首が落とされた後から。)
首を落とし、足首から逆さに吊るし、血抜きをする。
足首からスリットを入れて、皮を剥ぐ。
つるんと剥き身になったら、股間から胸にかけてのお腹をスーっと割く。
まろび出て来る内臓を取り分ける。まだ動いている心臓、肝臓、腎臓、小腸、睾丸など。大腸は捨ててた。
死後硬直が始まる前に、即調理場へ。まだ体温が残った暖かい状態で調理される。

アメリカや日本で、どんな条件で飼育されどんな恐怖状態で家畜が死を迎えるか、調べてみて欲しい。食べている人は、自分が手を下していないだけでなく、動物虐待を消費することでサポートしてしまっていること。無慈悲で野蛮なのはどちらか、考えて欲しい。

イスラムの生け贄の在り方は決して野蛮でも残酷ではないって、ちょっと理解してほしい。