Tama語録

ふつうのおばさんのTamaさんです。考えてる事や感じる事をゆるゆるに、でもココロ込めて書き留めていきますね。長く緩くて寛容な国に住んでいたので、ちょっとユルいです。(事情あり、アイコンは10年程前の写真です。)

9・11はタイガースが勝った日だった。

9・11阪神タイガースがヤクルトに勝った日だった。
 
阪神芦屋まで通勤してた私は、毎日残業。あの日、甲子園駅から上機嫌の虎キチたちが、六甲おろしを大音響で大合唱しながら電車になだれ込んできた。二か月近く負け続けてたタイガースが本当に久しぶりに勝ったらしかった。と、車両の後ろ側からダダダ~と勢いつけて走って、スライディングするお兄ちゃんたちが現れた。と、絶妙なタイミングで到着地点のおっちゃんが「8点!」次のお兄ちゃんがダダダ~!「5点!!」「なんでやねん!」🤩
 
六甲おろしはさらに盛り上がり、車掌さんがやってきた。「すみませ~ん!他のお客さまに迷惑ですから、お静かにお願いしま~す!」と三回ほど叫んだけどだんぜん盛り上がっちゃった虎キチは言うこと聞かない。「ほっかのおきゃくさん、ごめんなさい!」ってリズムを取って更に盛り上がる始末。
 
車掌さん、いったいどうするかなぁと見守っていたら、ナント、虎キチ一人一人と破顔の笑顔でぶんぶん握手しだした!そうだよね。阪神電車の車掌さん、当然虎キチだよね。本当は一緒に盛り上がりたいけど、職務上言うべきことだけ言ったんだよね。なんだか車掌さんとうるさい虎キチ達が、とっても微笑ましくかわいくなっちゃった。
 
家のドアを開けて、「今日阪神勝ったみたいよ~。」ってパパに声を掛けたら、テレビがついていて、ビルに飛行機が追突するアクション映画をやっていた。
 
と思ったら、ニュースだと言う。「え?」と言っている間に2つ目のビルにまた飛行機が追突。簡単には現実だと認識はできなかった。
 
残業の日々で疲れた頭に、シュールにすぎる夜だった。その後の戦争への展開は夢であって欲しかった。
 
アメリカは大量破壊兵器を準備しているとイラクに侵攻。開戦にあたってはマーケティング会社と契約して虚偽報道のプロパガンダを展開し民意を味方に付けた。参戦したイギリスの当時の首相ブレア氏は、後日イラク侵攻は間違いであった事を認めている。だけどアメリカはもうしらんぷり。
 
イラク侵攻と無実の市民捕虜性的虐待への怒りがISISを産み、イラクも世界も平和から遠のいた。今、アメリカとイギリスの石油会社がイラクの石油利権を手にしている。
 
アブダビで出会ったイラク人の女性たちが教えてくれた美しくて平和だったイラクの生活。ISISを産んだ保留者虐待の責任者ラムズフェルドは88歳で天寿を全う。誰も責任を負ってイナイ。イラクが平和を取り戻すには100年かかるだろうとイラクの人に言われた。
 
怒りで、悲しさで、眩暈がする。