Tama語録

ふつうのおばさんのTamaさんです。考えてる事や感じる事をゆるゆるに、でもココロ込めて書き留めていきますね。長く緩くて寛容な国に住んでいたので、ちょっとユルいです。(事情あり、アイコンは10年程前の写真です。)

タヌキなSDGsを希望します。

エンド受益者が大企業である「持続可能な開発」がゴールのSDGsを、何とか過程で大企業がある程度受益しながらも最終的には地元の持続可能な社会構築に寄与できるような、タヌキな取り組みができないものかと思います。
持続可能な開発とセットなのは、持続可能な搾取を可能にする関税システムだと聞きます。原料のまま輸出すれば輸出関税はかからなかったり低かったりしますが、付加価値を付けて輸出しようとすると高い関税が課されて輸出ができないのが多くの国の現状です。先進国や宗主国の働きかけでの開発で自分たちが食べられないものを育て、安い原料の輸出入で商社や大手企業が受益し、提供側は地産地消(持続可能な社会の基盤ですね。)ができなくなり、安い労働対価で食料を買う必要が生まれ、貧困と飢餓が生まれ、そこを支援するために世界中の個人から寄付を集め、支援を通じてまた貿易商社や製薬会社が受益するという構図を学びました。
学校の設立と給食の提供でさえも、教育の内容が地元の文化価値観に根差したものではなく、先進国の資本主義価値観に根差したものであったりすることは、新たな市場開拓のマーケティング活動であり、後参の国は利用される側にとどまり勝ちではないでしょうか。信仰ベースのNGOの学校は異宗教の教育で通学生のコミュニティからの分断を作ってしまっているとも聞きます。(ブータン、ネパール他、資源がある南スーダンでも起こったことですね。)
自己実現欲求と承認欲求をエネルギーに、SDGsを印籠にして活動をされる方もますます増えるかと思います。SDGsが持続可能な社会の復活に寄与する方向に転換できることを、これから新たに搾取される人たちが増えないことを、心底より願っています。