Tama語録

ふつうのおばさんのTamaさんです。考えてる事や感じる事をゆるゆるに、でもココロ込めて書き留めていきますね。長く緩くて寛容な国に住んでいたので、ちょっとユルいです。(事情あり、アイコンは10年程前の写真です。)

プリンスが亡くなって5年

プリンスが「パープルレイン」や「1999」や映画でヒットしてた時、自分がどこのどんな家に住んでいてどんな状況で彼の音楽を聴いていたか、はっきり憶えてる。音楽は生活の一部。プリンスもその一部だった。

アブダビでも娘を送迎する車の中でラジオから「ラズベリーベレー」や「キス」やが流れてくると、会話が続かないティーンエイジャを嫌がらせながら、運転しながら歌って踊ってた。

彼の元妻のインタビューを読んだことがある。16歳で知り合って18歳から交際して結婚。ベッドでもハイヒールを脱がなかった夫。とても不思議な結婚生活だったって。
 
とてつもない身体的コンプレックスがあった人なのかもしれない。チビでもハゲでもデブでも自己肯定できる人はシアワセだし周りにシアワセを分けてあげられる。肯定せずにエネルギーにして、パワーを行使するアウトレットや方法を持つ人は、直近の人には難しくても沢山の人に影響を与えたりする。
 
家庭の事情やコンプレックスの影響があるんじゃないかってずっと感じてたプリンス。音楽と言うアウトレットで沢山の人をハッピーにしてくれたプリンス自身もハッピーだったことを願う。
 
誰かが亡くなった時、死を悲しむと同時に与えられた生を慈しむ気持ちを持つようになった。今、自分が死んでも同じだと思う。プリンスの音楽は生き続ける。私は自分の青春と娘とのアブダビの空の下を走る車中の情景を思い出しながら、また歌って踊るから。RIP