Tama語録

ふつうのおばさんのTamaさんです。考えてる事や感じる事をゆるゆるに、でもココロ込めて書き留めていきますね。長く緩くて寛容な国に住んでいたので、ちょっとユルいです。(事情あり、アイコンは10年程前の写真です。)

自由な根無し草

昔、天王寺の公園で小さなホルモン焼きの屋台してやっと食べて行ってたオトコがいて、いろんなイベントで顔を合わせてた。その屋台を公園の規制が強化されて強制退去させられることになって、ヤツが生活できなくなる!大変だ!って大騒ぎして署名運動して何とか彼の生活を支えようとした人たちがいた。私も心配しながら署名した。一年後、仲間が企画したイベントに高そうなダブルの背広で現れたヤツがいた。「結局追い出されたし、家業の不動産会社、継ぐことにしたわ。」_| ̄|○ ガクッ 本当にヒマもおカネもない人達が一生懸命運動したのに。そういえばアメリカのヒッピーも、最後まで残ってたのは殆どがお金持ちの息子に娘たちだけだったって。
自由で貧乏な根なし草な生活を道楽で楽しめるのは、安定した帰るところがあるからなのか? 帰るところがない状態の根なし草を、心から楽しめる人はいるのか?
 と思って、遊牧民に思いを馳せた。ラクダに乗せているものしか財産はない。一日一日生きるだけ。生きるも死ぬも神の意志。究極の自由かも。油ゼニで豊かになった今よりも、あのころの方がシンプルで家族と家畜が助け合って生活して幸せだったって、話してくれるお年寄りが多い。それももしかしたら今が安泰だからなのかなぁ。人間ってオモシロイなぁ。