ウチのビルの清掃担当の
バングラデシュ人男子とそっくりな小ぶり男子が新しく着任。「サラーム!もしかして兄弟?」「そう。だけど、弟は僕よりホワイト。」と顔の肌を摘まむ。う〜ん。確かにわずかに微かに弟の方がホワイト、と言っても、二人とも褐色。すぐそんなことを言うって、普段からそういう価値観なのか?「僕ブラック。ノーグッド。」と悲しそうに言う。プツン!私、胸を押さえながら、「あのね、ス
キンブラックでもハートがホワイトならノープロブレム。スキンホワイトでも、ハートがブラックならプロブレム。スキンカラー、ノープロブレム!」って言ったら、ブラック兄ちゃん「イ
エスイ
エス!」と笑顔。
ちょっと納得してもらってよかったけど、この説得自体に、黒はネガティブ、白はポジティブという
固定観念がある。黒は、暗闇や恐怖感や汚いもののイメージ。白は清く明るいイメージ。この色彩心理が、人種差別にも繋がっていないか。
カナダ人家族とインド料理店に行き、インド人店長が4歳の男の子に出口で「サンキュー。」と握手を求めた。そしたらその手を見た男の子が、「汚い。」って、手を引っ込めた。「汚くないよ。クリーンだよ。」って言いながらも、店長は手を引っ込めた。黒や茶色は汚い、という色彩心理が子供にも働いてた。見てた私も傷ついた。
人はより光を集める色を好ましく思うのかも。白、金、銀、真珠、ダイヤモンド。白人で金髪だと朝日のようにピカピカしてる。黒人で黒髪だと、危機感を伴う闇夜と連結。