Tama語録

ふつうのおばさんのTamaさんです。考えてる事や感じる事をゆるゆるに、でもココロ込めて書き留めていきますね。長く緩くて寛容な国に住んでいたので、ちょっとユルいです。(事情あり、アイコンは10年程前の写真です。)

色彩心理と人種差別

2014年9月16日@アブダビ
ウチのビルの清掃担当のバングラデシュ人男子とそっくりな小ぶり男子が新しく着任。「サラーム!もしかして兄弟?」「そう。だけど、弟は僕よりホワイト。」と顔の肌を摘まむ。う〜ん。確かにわずかに微かに弟の方がホワイト、と言っても、二人とも褐色。すぐそんなことを言うって、普段からそういう価値観なのか?「僕ブラック。ノーグッド。」と悲しそうに言う。プツン!私、胸を押さえながら、「あのね、スキンブラックでもハートがホワイトならノープロブレム。スキンホワイトでも、ハートがブラックならプロブレム。スキンカラー、ノープロブレム!」って言ったら、ブラック兄ちゃん「イエスエス!」と笑顔。
ちょっと納得してもらってよかったけど、この説得自体に、黒はネガティブ、白はポジティブという固定観念がある。黒は、暗闇や恐怖感や汚いもののイメージ。白は清く明るいイメージ。この色彩心理が、人種差別にも繋がっていないか。
 カナダ人家族とインド料理店に行き、インド人店長が4歳の男の子に出口で「サンキュー。」と握手を求めた。そしたらその手を見た男の子が、「汚い。」って、手を引っ込めた。「汚くないよ。クリーンだよ。」って言いながらも、店長は手を引っ込めた。黒や茶色は汚い、という色彩心理が子供にも働いてた。見てた私も傷ついた。
人はより光を集める色を好ましく思うのかも。白、金、銀、真珠、ダイヤモンド。白人で金髪だと朝日のようにピカピカしてる。黒人で黒髪だと、危機感を伴う闇夜と連結。
この色彩心理、何とかならないか???