Tama語録

ふつうのおばさんのTamaさんです。考えてる事や感じる事をゆるゆるに、でもココロ込めて書き留めていきますね。長く緩くて寛容な国に住んでいたので、ちょっとユルいです。(事情あり、アイコンは10年程前の写真です。)

2018 7月25日 エンジェルが逝った

Angela Micheal Hudson さんが亡くなった。

アブダビでCLUB JAPAN UAEの算盤プロジェクトに男子二人連れて来てた、3人の子供を持つアメリカのブロンクス出身シングルマザー。小学校の先生で日中は居ないから、監督者の居ない状態での子供達のホームスクーリングがタイヘンだって言ってた。(アブダビではUAE人は博士号まででも無償だけど、外国人の子弟は私学に通うしかない。私学は日本のインターナショナルスクール同等の学費。)

子供達が剣道の見学に日本人学校に行った時には、よぼよぼのおじいちゃんが子供達の自習のヘルプにいらっしゃってて、時間のない彼女の代わりに私がアブダビ観光に連れて行ってあげようと体育館を出ようとしたら、ふらついて転んで頭を打って、救急車で運ばれちゃって大変なことになっちゃったっけ。

歩くポジティブと呼びたいくらいの人だった。3年弱の乳癌との戦いを、フェイスブックでレポートし続けてくれてた。最後のポストは22日。死神が自分の傍に居たのが見えたけど、部屋を間違えてるって追い出したって書いてあったのに。亡くなった後に彼女の部屋を音連れた人によると、彼女の部屋の壁には、ポストイットでお祈りに加えるいろんな人たちの名前と問題がびっしり貼ってあったって。

彼女を知らない人には関係ないかもしれないケド。アメリカからアブダビに渡って3人の子供の子育てをしながら、病と闘いながら、子供達に勉強だけでなく本当の強さを教えていたシングルマザーが居たこと、書き残しておきたかった。

悪い事を見ずにいい所だけ見るのをポジティブと呼ぶ人が多い中で、問題を見据えた上で決して諦めずに淡々と戦う、本当の意味でのポジティブな強さを目撃せてもらった。
信仰心の篤い彼女は、間違いなく神の元から子供達を見守りながら、痛みも苦しみもない永遠の天国暮らしに慣れようとしてるところだと思う。早く慣れて、永遠に安楽で平和な暮らしを、享受してね。

1人、笑顔の画像のようです写真の説明はありません。