Tama語録

ふつうのおばさんのTamaさんです。考えてる事や感じる事をゆるゆるに、でもココロ込めて書き留めていきますね。長く緩くて寛容な国に住んでいたので、ちょっとユルいです。(事情あり、アイコンは10年程前の写真です。)

軍票 2019年12月15日  ·



フィリピンで地震
があるたびに、アブダビでウチに住み込んで働いてくれてたメイドさんだったフィリピン人女史の顔を想い出す。
東日本大震災が起こった時に、「神からの懲罰が下っているんですよ。」って言ったメイドさんは、帰省した時に実家に今だに保管されている軍票アブダビに持って帰って見せてくれた。全財産を取り上げられて軍票に替えられて、日本の敗戦と共にタダの紙きれになったけど、今だに捨てられずにいるらしい。
彼女には血のつながっていないおじさんがいて、その人は戦争中に日本軍が赤ちゃんを放り上げて銃剣で刺し通していたから、赤ちゃんだったおじさんを護るためにご両親はおじさん赤ちゃんを田んぼに埋めて隠して、自分達は殺されたんだって。その赤ちゃんを、ウチのメイドさんのお爺さんが見つけて、育てたんだって。(銃剣を天に向けて突き上げる動作が忘れられない。)
どこで起こっても。地震は神からの懲罰として起こってるんじゃないと思う。
日本の侵攻で全てを失ったメイドさんファミリーの無事を祈ってます。