あらゆるポジティブなこと、褒めること、を口にする前後には、「マーシャアッラー。」とそれが神のご意思でそうあるということを讃えておくことで、ポジティブな対象を妬みの目「邪視」から守ることができると信じられています。逆に言わないと、邪視が対象を傷つけたり奪ったりすると考えられていて、ポジティブなことに何か好ましくない変化が起きたとき、恨まれることになりかねません。
「マーシャアッラー。」を付けないくらいならポジティブなことや誉め言葉は一切言わない方がいいとまで言われ、以降モスリムの方と話すときの口癖になりました。
なかなかアラビア語の旅行会話本でも取り上げられていないのですが、人間関係を円滑に保つためにはとても重要な言葉だと思います。