Tama語録

ふつうのおばさんのTamaさんです。考えてる事や感じる事をゆるゆるに、でもココロ込めて書き留めていきますね。長く緩くて寛容な国に住んでいたので、ちょっとユルいです。(事情あり、アイコンは10年程前の写真です。)

ヒエラルキー意識はいらない

外国から来て住んでいる人たちが、日本人とは知り合いにはなれても友達になれないという理由。(外国から来た人とはすぐ友達になれるのにと。)それは、ホンネで話をできなくて距離を置かないといけないからだと思う。
 
外国から来て働いている人たちが、日本の会社では自分の能力でよりよい業務に役立つ仕事の仕方をするより、上から言われたことを言われたとおりにすることダケが期待されていて、改善できる方法があっても決して何も言ってはいけないし、その上マイクロマネージメントされて能力が生かせないって言うのは、組織のヒエラルキー意識が強いからじゃないか。(結果、高度人材ほど離れていく。)
 
どうしてそうなるかは、教育の在り方が根源なのかもって思う。教師と生徒に先輩後輩。クラスでもクラブでもヒエラルキーガチガチの人間関係。上から落とし込み型で与えられた情報や命令を根拠に相対評価されて、自主性は発揮できず自己肯定感を減滅させる。
 
そんな地盤で自己肯定感が培われず、自己表現や意見交換にも慣れていないから、少し何か見解の相違があっただけで、中身を冷静に判断できずに自分が人間として否定評価されたように受け取って本来の目的に即さない防衛反応になる。結果、闊達な意見交換やコミュニケーションができにくく、当たり障りのない距離を置いた関係がデフォルトになる。
 
強いヒエラルキー意識がある組織では、上の人を超えることが難しい。上が陳腐化していれば、組織全体が陳腐化する。
 
って考えた時。日本の学校も企業も社会も、指図して否定して子供を潰す毒親のよう。自主性を奪い、幸福感を減退させて、自立と成長を阻みながら、病ませる。
 
ヒエラルキー意識は人権意識欠如の表れでもある。日本はもう陳腐化してる。教育改革に意識改革、待ったなし。